木製フルート(1)
木製フルート(1)
 ゴッドフロイ
木管ゴッドフロイ(86x)、 木管ゴッドフロイ(10xx)、
木管ゴッドフロイ(12xx)
木製フルート(1)
 ルイロット
木管ルイロット(42xx)、 木管ルイロット(43xx)

木製フルート(1) ゴッドフロイ

木管ゴッドフロイ(86x)

 ゴッドフロイは、いち早くベーム式フルートを製作したので有名です。トラベルソや多鍵式フルートに加え、ベーム式フルートも そのレパートリーに加えました。ベーム式においては、円錐型木管フルートや、円筒型木管フルート、また総銀製フルートを製作 しています。後にベーム式フルートに関しては超一級品とも呼べる程の、いわゆるルイロット・ワールドを築き上げたルイロットが、 ゴッドフルイの工房で共同経営者としてフルート製作に携わっていたことから、ルイロットのルーツとも呼べるでしょう。
 円筒型木管製のC管、リング・キーでキーは総銀製です。現代ピッチで演奏可能です。円筒型であるのに加えて現代ピッチで演奏可能で、ゴッドフロイのなかでも大変希少価値のある逸品です。歌口は勿論、全てオリジナルです。完全オーバーホール済みです。
 シリアル番号は86*で、1800年代中頃の作品です。フィンガーアクションについては、標準のクローズG#ですので現代運指で演奏できます。
 ケースもオリジナルです。
 大変希少な歴史的な逸品です。是非ご検討ください。






木管ゴッドフロイ(10xx)

 円筒型木管製のC管、リング・キーでキーは総銀製です。A=444で現代ピッチで演奏可能です。円筒型であるのに加えて現代ピッチで演奏可能で、ゴッドフロイのなかでも大変希少価値のある逸品です。歌口は勿論、全てオリジナルです。頭部管にヘアライン・クラックがありましたが完全に補修しました。完全オーバーホール済みです。
 シリアル番号は100*で、1800年代中頃の作品です。フィンガーアクションについては、標準のクローズG#ですので現代運指で演奏できます。
 ケースはオリジナルで、CLAIR GODFOYの名前があります。
 大変希少な歴史的な逸品です。是非ご検討ください。






木管ゴッドフロイ(12xx)

 ベーム式のヴィンテージ・フレンチ・フルートは、ゴッドフロイ(ヴァンサン・イポリット・ゴッドフロイ)とルイロット との共同工房によって生まれたといっても過言ではありません。1833年に工房を開き、1854年まで継続されました。
 ゴッドフロイとルイロットの目指すものが異なってきたためか、1854年以降は各々独立にフルート製作が 行われました。主として木管フルートを製作し金属管フルートが少ないゴッドフロイに対し、ルイロットは 金属管フルートを積極的に製作しました。
 円錐型C管、リング・キーです。本体はローズウッド製で、キーは総銀製です。ピッチは大変珍しいハイ・ピッチで(A=450)、 頭部管を少し抜けばA=442で非常にバランス良く演奏可能です。
 歌口は一切手が付けられておらず、オリジナルの状態を保っています。木部には一切クラックがなく、最高の状態です。頭部管、胴部管、足部管 各々にはゴッドフロイのロゴが刻印されています。また、頭部管には、更に製作された年代とシリアル番号が刻印されています。
 歌口下のリップが当たる部分には銀のプレートが埋め込まれており、そのプレートには注文主と所有者となる方の名前が刻印されています。 音楽的にも芸術的にも見事な逸品です。
 ケースもオリジナルで、マホガニー材が使われています。ケースにもゴッドフロイの刻印があります。また、オリジナルの鍵が残っていることも貴重です。
 現代ピッチで演奏可能な円錐型木管フルートは大変珍しく、また最高の状態であることも希少価値を高めています。 オーバーホール済みの逸品です。是非、ご検討ください。













































木製フルート(1) ルイロット

木管ルイロット(42xx)

 ルイロットは、総銀製やマイユショール製のフルートに加え、木管フルートも製作しました。 H.D.Vilette 以降、ある時期までは、メタルフルートは偶数のシリアル番号、木管フルートは奇数 のシリアル番号にしたようです。また、木管に関してはH.D.Vilette の世代は3041番まで、 Debonnebeauの世代は3043?3929番とされています。本逸品は、5代続いたルイロット工房の なかで、4代目Baratの時代のものです。
 円錐型C管、リング・キーです。本体はコーカスウッド製で、キーはマイユショール製です。ピッチは当時一般的であった A=435です。A=435でこそ味わえる非常に落ち着きのある音色で演奏が楽しめます。
 状態は非常に良く、クラックや修理の後は全く有りません。歌口も削った跡はなく、全てオリジナル状態を保っています。 オーバーホール済みで、極上の状態です。
 ケースに関しては、大変古めかしい良い味を出しています。鍵がないため閉まりません。
 これ程状態の良い木管ルイロットはなかなか手に入りません。非常に品がある柔らかくて暖かい木管ならではの感触が味わえます。
 大変希少価値のある逸品です。是非、ご検討ください。
















木管ルイロット(43xx)

 ルイロットは、総銀製やマイユショール製のフルートに加え、木管フルートも製作しました。 H.D.Vilette 以降、ある時期までは、メタルフルートは偶数のシリアル番号、木管フルートは奇数 のシリアル番号にしたようです。また、木管に関してはH.D.Vilette の世代は3041番まで、 Debonnebeauの世代は3043?3929番とされています。本逸品は、5代続いたルイロット工房の なかで、4代目Baratの時代のものです。
 円錐型C管、リング・キーです。本体はコーカスウッド製で、キーはマイユショール製です。ピッチは当時一般的であった A=435です。A=435でこそ味わえる非常に落ち着きのある音色で演奏が楽しめます。
 状態は非常に良く、クラックや修理の後は全く有りません。歌口も削った跡はなく、全てオリジナル状態を保っています。 ワンオーナーで、殆ど演奏せずに片付けてあったそうです。オーバーホール済みで、極上の状態です。
 ケースに関しては、大変古めかしい良い味を出しています。鍵がないため閉まりません。
 これ程状態の良い木管ルイロットはなかなか手に入りません。非常に品がある柔らかくて暖かい木管ならではの感触が味わえます。
 大変希少価値のある逸品です。是非、ご検討ください。